ランドセルの正しい使い方

ランドセルを長持ち(ながもち)させるための、正しい(ただしい)使い方(つかいかた)を紹介(しょうかい)します。まず、忘れ(わすれ)てしまいがちなのが、背負い(せおい)ひもを適当(てきとう)な長さ(ながさ)に調整(ちょうせい)することです。背負い(せおい)ひもをきつくしすぎては、ひもが身体(しんたい)を圧迫(あっぱく)することになり疲れ(つかれ)てしまいます。逆(ぎゃく)に、ゆるくしすぎると、背負っ(せおっ)たときに違和感(いわかん)があります。子供(こども)さんに合っ(あっ)た適当(てきとう)な長さ(ながさ)というのは、ランドセルと背中(せなか)の間(あいだ)に、子供(こども)の手(て)が入る(はいる)くらいの隙間(すきま)ができるのが理想(りそう)です。また、子供(こども)の成長(せいちょう)とともに、ひもの長さ(ながさ)も長く(ながく)していくのですが、夏(なつ)と冬(ふゆ)でも、服(ふく)の厚み(あつみ)が違う(ちがう)ため、ひもの長さ(ながさ)を調節(ちょうせつ)するように注意(ちゅうい)してください。背負い(せおい)ひもの長さ(ながさ)は、こまめに確認(かくにん)することが大事(だいじ)なのです。近年(きんねん)では、交通(こうつう)安全(あんぜん)のために、新(しん)一年生(いちねんせい)に黄色い(きいろい)ランドセルカバーを、無料(むりょう)で配っ(くばっ)ています。これは、交通(こうつう)安全(あんぜん)の面(めん)では非常(ひじょう)に役(やく)に立っ(たっ)ていますが、ずっとランドセルにかぶせたままにしておいてはいけません。そのままかぶせておくと、はがすときに、革(かわ)の表面(ひょうめん)が傷つい(きずつい)てしまったり、剥げ(はげ)たりしてしまうことがあります。そのようなことを避ける(さける)ために、カバーは少なくとも(すくなくとも)週(しゅう)に1 回(かい)は外す(はずす)ように心がけ(こころがけ)てください。また、冬(ふゆ)に気(き)をつけなくてはいけないのは、ランドセルをストーブの周り(まわり)に置い(おい)たりしないことです。そうしておくと、ストーブの熱(ねつ)で、ランドセルが変形(へんけい)してしまう場合(ばあい)があります。それだけでなく、火事(かじ)の原因(げんいん)にもなる可能性(かのうせい)があるので、大変(たいへん)注意(ちゅうい)が必要(ひつよう)です。ランドセルは、小学校(しょうがっこう)生活(せいかつ)の6年間(ねんかん)ずっと使う(つかう)ものなので、大切(たいせつ)に使う(つかう)ように心がけ(こころがけ)てください。

ランドセル

ランドセルを長持ちさせるための、正しい使い方を紹介します。

ランドセル