土屋(つちや)鞄(かばん)製造所(せいぞうしょ)のランドセルは、職人(しょくにん)さんが一つ一つ(ひとつひとつ)子供(こども)さんのために、愛情(あいじょう)を込め(こめ)て手作り(てづくり)しています。大量(たいりょう)生産品(せいさんひん)では、機械(きかい)でパーツ同士(どうし)を圧着(あっちゃく)させて作り(つくり)ますが、土屋(つちや)鞄(かばん)製造所(せいぞうしょ)では、いくつもの部品(ぶひん)を人の手(ひとのて)によって組み立て(くみたて)ていきます。そして、細かい(こまかい)ところまで手(て)を抜く(ぬく)ことはなく、丁寧(ていねい)にひと針(はり)ひと針(はり)縫っ(ぬっ)ていくのです。たとえば、負担(ふたん)の大きく(おおきく)かかるマチの上部(じょうぶ)に革(かわ)をかぶせ、しっかりと2重(じゅう)にステッチをかけて十分(じゅうぶん)に強化(きょうか)します。この方法(ほうほう)は、他の(ほかの)ランドセルではあまり行なわれる(おこなわれる)ことがない、とても手間(てま)のかかる熟練(じゅくれん)した職人(しょくにん)技(わざ)なのです。これにより、マチの部分(ぶぶん)が非常(ひじょう)に丈夫(じょうぶ)になっているので、6年間(ねんかん)ずっと安心(あんしん)して使う(つかう)ことができるのです。また、外装(がいそう)・内装(ないそう)のすべての素材(そざい)を徹底的(てっていてき)に職人(しょくにん)が選び(えらび)、最も(もっとも)ランドセルに適(てき)している高品質(こうひんしつ)のものだけを使用(しよう)しているのです。同じ(おなじ)牛革(ぎゅうかわ)にしても、とても丈夫(じょうぶ)な背中(せなか)の部分(ぶぶん)を選び(えらび)、その中(そのなか)でも傷(きず)やシワが非常(ひじょう)に少ない(すくない)高品質(こうひんしつ)の部分(ぶぶん)だけを使用(しよう)しているのです。このように土屋(つちや)鞄(かばん)では、まず素材(そざい)を選ぶ(えらぶ)ことから、ランドセルづくりを始める(はじめる)のです。土屋(つちや)鞄(かばん)のランドセルの自慢(じまん)は、6年間(ねんかん)安心(あんしん)して使える(つかえる)丈夫(じょうぶ)さです。それには、負担(ふたん)が大きく(おおきく)かかる重要(じゅうよう)な部分(ぶぶん)は、特に(とくに)職人(しょくにん)が愛情(あいじょう)を込め(こめ)て、ひと針(はり)ひと針(はり)手縫い(てぬい)で仕上げ(しあげ)ているのです。こうした作業(さぎょう)は、大量(たいりょう)生産(せいさん)で作ら(つくら)れるランドセルにはできないことです。熟練(じゅくれん)の職人(しょくにん)が愛情(あいじょう)を込め(こめ)て作り上げる(つくりあげる)、土屋(つちや)鞄(かばん)だけができる工程(こうてい)なのです。
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